俺の家には、狭いながらも庭があって芝生を張ってある。集合住宅で生まれ育った俺は芝を張った庭にすごく憧れがあって、自分の家の庭があるということがうれしくて結構きれいに手入れをしていたものだ。夏場にきれいに刈りそろえた芝の上をはだしで歩くのはすごく気持ちが良くて、子供たちも「はだしで芝生」を気に入っていた。
仕事が忙しくて昼間手入れする時間がないときは、近所迷惑になるからやめなよとヨメに言われながらも夜中に肥料を撒いたり、刈り込みをしたものだ。
先日ヨメが芝を見ながら、「芝とあなたとシンクロしてるね」と言い出した。3年位前まですごく元気で整然としてきれいな芝生だったんだんだけど、今じゃあちこちに雑草が生えていたり、土が見えてまだらになっていたりしている。ついでに壊れて雨ざらしになった子供のおもちゃが庭のあちこちに放置されてる。
マメに手入れしないと、きれいな気持ちいい芝は維持できない。水はけの悪いところ、日当たりの悪いところは枯れるし、刈り取らずに放置すれば大きな葉になったり、茎が出てきて踏んだら痛いような芝になる。
芝をきれいにしていた当時、仕事も忙しかったはずなのに、俺は今よりバイタリティがあったみたいだ。
またきれいにしてほしいなとヨメからリクエストをされてはいるのだが、億劫だ。
平日は仕事終わったら酒飲んでさっさと寝ちまうという欲望になかなか勝てないし、休日は家事と、健康のために運動して休むことぐらいしか興味がわかない。
また、うちの芝生が青々とする日がくるんだかどうなんだか、わかんね。

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