息子はおおはしゃぎしていた。たった千円のプレゼントだが、彼にとってサンタクロースがくれたものは特別なんだろう。
イブの夜はロマンチックどころか、夫婦で金だとか仕事だとか要するに欲しいものを買う金が無いって話になって最悪な気分になったが、今朝はまあ、悪くない。
いつかこの子に、お父さんは死のうと思ったことがあるんだけど君と分かれるのがつらいからやめたんだよなんて話をすることが有るんだろうか。
無ければいいな。そんな話をするときは、彼が深刻な悩みを抱えているときだろうから。
今のまま能天気なままで、勝手にでかくなっていってくれたらうれしい。
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