昨日、姉からメールがきまして。

姉：「報告！川口浩探検隊の隊長を目撃しました。」

俺の返信：「言いにくいけど、故人です。（多分十年以上前から）
　大丈夫ですか？」

姉：「＞故人
　て死んでいるということ？
　あたし霊感あるのかな〜。
　昨日ロト６も当てたし（ ￣ー￣）ニヤリ

　追伸　千円だよ！」



なんか色々心配だ。ほんと心配だ。
※脚色なしです。

　今週末に結婚１０周年を迎えるのだが、私の結婚は当初父親、親戚には歓迎されなかった。
歓迎されなかった理由は、妻には右足に障害があって、日々の生活や自力で子育てができるか不安なので、妻の両親と同居するつもりだったためである。

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私には母の記憶が無い。母が亡くなったのは私が４歳の頃のことで、幼すぎて記憶に残らなかったのだと特に不思議にも思っていなかった。

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何よりもショックだったのは、俺が姉に金を都合したことに嫁がたいそう怒ったことだ。
俺の口座の金と言ったって家庭もちである以上それは共有財産な訳で、そいつを俺が勝手に使うことが許せないと。いい大人である姉が自分の金が守れないのは自業自得だと。身内であっても少なくない金に関することなのだからドライに返済プランを明示させるべきだと。金にルーズな姉弟だと。

俺は姉の窮地に自分がいてもたってもいられなかったように、嫁も当然同じように感じてくれるものだと思い込んでいた。
確かに俺は甘ちゃんであることは否定できないが、自分が間違ったことをしているとは思えない。
それにしても、肉親だって金が絡めば他人と一緒だなんて言われると、かつて、俺がうつ症状出まくっていた時分、「家庭を守るために、私が共倒れになったら困るからあなたのつらさを共有することはできない」と嫁に突き放されたことがフラッシュバックして、なんとも心穏やかではいられなくなることよ。

結局、滞納した家賃は俺が立て替えた。
俺もフルタイムで働くようになってまだ一年足らず。かなり経済的には厳しい。
でも、プライドが高くていまだかつて一度も俺に頭を下げたことが無い姉が、「迷惑かけてごめん」と何度も謝っている声を聞いたら、お金のことは俺に任せておいて気をしっかり持ってくれとしか言いようが無かった。
そんなもんだよねぇ。

姉からすごく金に困っているというメールが届き、電話にて詳しい話を聞いた。
同棲相手が姉の貯金を使い込んで、何ヶ月か前に返済のために出稼ぎにいってくると家を出て行ったまま音信不通なんだと。
既に４ヶ月家賃を滞納して、今月中には退去しなきゃいけないとか。
今気づいたけど、文章にしてしまえばなんだか有り体で、良くあることのような、どうってことないような気がしてしまってフ・シ・ギ
などと言ってる場合ではない。

どうでもいいことを書く。亡き父の教えだ。

「 男はアイスキャンデーをなめるんじゃない。かじれ！ 」

「 朝日新聞を読んでる奴は頭が良いぞ 。」

「 うんことは下衆が使う言葉だ。うんちと言えば上品だ。 」