携帯は俺にとって寂しさをまぎらわす〈お守り〉みたいなものだ。 だから、いつもポケットの中に入れている。



そんなこと考えながらタバコをふかしている。

思考を深く深く掘り下げている時こそ、

視野が狭く狭くなっているということを忘れてはならない。

他者の言葉を読むこと、聞くこと、自分の気持ちを言葉として形に残しておくこと
以上は、視点を変え柔軟な思考をするために必要だ。

ぜひ、「鬱（うつ）blogの輪を作ろう」が広がってほしいと思う。

今俺が感じている心の平穏が、トレドミンによってもたらされたものとしたらいやだ。
俺は自分の力で自分の感情をコントロールしていることを証明したい。
だからといって断薬するリスクはとりたくない。しょうがないから飲む。

ところで、最近思うことだが、結婚による人間関係は立ち行かなくなることが運命付けられている。
結婚とは生涯変わらぬ愛を誓うことなのだが、諸行無常のこの宇宙の法則からすると
生涯かわらぬ約束など立てようがない。
もし自分の力で変わらぬ愛を維持するならば、常に自己を変革しつづけなければならない。
我ながらずいぶんと面倒なことを背負い込んだものだ。もっと鷹揚に日々の生活を送っちゃいけないわけ？
コノヤロー！！！

病院に行った。待ち時間がほとんど無くて、診療時間も５分くらいだった。
ちょっと時間ができたので映画でもみようかと思いついた。
近頃涙腺がゆるいので、主人公が泣けば涙がぽろぽろと出る。
映画館を出てからふと気づく。薬を薬局にもらいに行かないとね。
薬局の待ち時間、病院で同じ年ぐらいの女性の看護士から、最近調子よさそうですね。
と話しかけられて、二言三言会話したことを思い返してほのぼのする。
ちょっとしたことで気分って変わるのね。単純な自分で良かった。

ここ数日、いらいらとして怒ったり怒鳴ったり。辺りの反応にまた怒り。
はたから見てれば、なんともいや〓なオヤジだった。

でも、今日は嘘のように冷静になって後ろを振り返る余裕すらある。
この振り返るってやつが曲者で、感情が爆発した後はきまってひどい自己嫌悪に陥る。ああすればよかったのに何でバカなんだ俺はとか、前はこんなんじゃなかったのになんてだめになったんだとかそんなネガティブな思考の波がくる。
まあ、今の時点で気づいてるということは、自己嫌悪の波も想定内の出来事だな。小一時間座禅して今の冷静さをできるだけ長続きさせてみよう。

怒りのコントロールは難しい。

なんとなく、感情についてこんなイメージをもっている。
感情の種が下腹部にあって、徐々に消化器官を逆走してその過程で養分をすいとって、頭の中で芽をだして、成長しいろいろな感情で頭の中をいっぱいにする。頭の中でいっぱいになった感情は、新しい種を生成する。

このところ<<不安>>や<<憂うつ>>といった感情をコントロールして芽の段階で摘み取ることができてきているような気がする。
でも、<<怒り>>はだめだ。一気に腹の中から頭に駆け上って頭の中をいっぱいにしてしまって、途中で捕まえることができない。

山に行って「ばかやろう」と叫んでみてきてはどうかとか、あほなことを考えながらパスタをゆでている。