治りたくない事情もあり。
理想どおりの人生を歩めない理由を病に求めれば
楽にはなるのだけれど。
それでは病から離れられなくなるわけで。
そもそも、理想どおりの人生を歩む
なんてことは、誰もがまず間違いなくできないわけで。
病んでまで、言い訳を求めなくともよいのではなかろうか。

まいにちまいにち線香を仏壇にあげている。

三十過ぎるまで、家に仏壇置こうなんて思わなかったし、自分が線香をあげて拝んでいる姿なんて想像したことも無かったのだけど、いつの間にかごくごく自然に日課になってしまった。時々は花や御菓子を供えたりもする。

そんな、いまどきの若者（じゃないけど）には珍しく信心深い私ではあるけれども、特定の宗派に入信するのはどうも抵抗がある。

母方の叔母が三人いるのだけど、三人とも熱心な信者で、手をかざしたり、朝夕お経を唱えたりなんかしているらしい。
叔母達は、私の進学とか就職とか結婚とか父が亡くなったとか、そういう人生の節目節目に電話をかけてきては、型どおりお祝いや慰めの言葉を一言言った後「これを機会に入信したらどうかな」と勧めてくる。

心の隙を狙われているようで、うっとうしい。そんなわけで、叔母達もナントカ教も嫌いだ。

なかなか体の調子が良くて休日は坐禅会に行ったり、山にも行ったし、おにぎり作って子供と公園に行ったりなんかした。
さて、ここのところちょっと自殺について考えている。
と言っても「つらいよー、死にたいよー」などと考えているわけではない。
状態が悪いときの自分、あるいは他人のブログから読み取れる自殺する理由に、「自分には生きている価値が無いから」、「この先望みが無いから」というのがある。
私はひょっとするとこういうのって傲慢なんじゃないかなと思ったりする。自分の命だからって好き勝手に終わらせていいのかという疑問を持つ。
他人の命を絶つことは取り返しのつかないいけない事。自分の命だって同じことなんじゃないかと思うのですよ。
誰に断って殺しちゃってんのよというカンジ。

自分の命や体をどうにかするのに他人の指図は受けないよ。と考える向きも有るだろうが。
そもそも命が自分の所有物であるかのような常識は、なんだか疑わしい。
なんとなく、気づいたらこの世に生れ落ちていてなんとなく、誰もはっきりと命の所有権を主張しないてないこともあって
成り行き的に自分のものだと思い込んでいるだけなんじゃないか。
神様が夢枕に現れて「この命は汝のものじゃ」とか言っているわけじゃなし、自分だけのものだという明確な根拠なんて無い。
きちんとした信仰を持っている人は、命は神に授けられたもので命は神のものだという認識があるようだし。

▼つづきはこちら

「幸福」な時間に寂しさを感じるのは何故なのか。
「幸福」に浸るとその後の日常に耐えられないと思うからではないか。

過去を思い出として美しく飾り立てることは、現在を醜いと認識することにつながりかねない。
日々自分をリセットすることだ。

良き父・夫であれば人として認められる。という誤認識。
何故、役に立っているかどうかという視点でしか人と関わることが出来ないのか。
全ての人間関係はギブアンドテイクであるという思い込み。もしくは権利と義務。
義務を果たしているから権利がある。これが自分の信条となっているから一方的に愛されること、一方的に愛することに納得がいかずに不安になるのではないか。
権利とは誰に与えられ、義務は誰に課せられているのか。
本当に権利があるのか、義務は本当にあるのか。

人間は孤独に因って狂わされる。
孤独に対する恐怖は人類共通の悩みか。
孤独に恐怖しないためには、どうするか。
孤独に安住する道を模索すべきか。
あるいは繋がりを求むべきか。
繋がりを求むとは端的に言えば、垣根をつくらないこと。